2018-01-01から1年間の記事一覧
顔は見えない 姿だけが小さくなる わたしは寂しかった あなたもそうだっただろう なんで一緒に居られなかったかな そうあるべきだと思うんだ 気にいる部分ばかりじゃない どちらかといえば緊張するさ でも近くにいるべきなんだ わたしは何も責められないの …
いま わたしは半分 現実と幻想とのあいだで どちらに行くことも許されない その蕩けた目は嫌いなものリストの仲間入り 薄っぺらい言葉と 間抜けな姿 憧れたときもあったのに もう知っている なんでもないことを誇張して表現するなんて 幽霊 いるはずもない …
忙しさの中で その鍵をまた見つけられなかった 私には無理だよ あなたはそう言う でも まだ探してる きっと 見つけられる 見つけなきゃいけない まだ繋がってるから 切ったりしない足りないよ これ以上にないくらいに頂戴 でも誰もくれないね 誰も知らない …
刈られた芝生、 なんだか寂しい気持ちになるんだ。 惨めな気持ちになったときのことを思い出すよ、 いつまでも幸せな色は続いてくれないんだね。 君だけじゃないさ、 分かってるんだ。 もっと良いのがあるよ、 知ってるさ。 でも、君がいいんだ。 君がそこに…
音が聞こえる。心臓が動くかぎりあなたは頭を左右に動かす、目線を動かす。心臓が動くかぎりその大きなまんまるい目を私に向ける、高い声で鳴く、寝言を言う。私を怖がって飛んでゆく、そのかわいいあんよでよたよた歩く。羽をふくらませてまんまるいフォル…
考えてみれば根拠のない自信で (否 自信とはもとよりそういうものだが)どこかと慌てて探してみても あなたは動かなかった触ればよそよそと手を避けたのに今日のあなたはそうしなかった首は曲がり羽は動かず 目は皮肉にも今までにないほど穏やかに閉じられて …